早いものでF1日本GPに行って、10日も経ってしまいました。10日前の今頃、お風呂上がってから録画したレースの中継を見てたんですが、既に中国GPも終わってしまいました。


この一週間、F1見に行ったっていうと、必ず「バス大丈夫だった?」とか「お金払い戻しされた?」とか、そんなことばっか訊かれます。まあ、前代未聞のことなんでしかたないですが、訊かれることがそれってちょっと悲しいです。「レースどう だった?」と聞かれたかったです。


何だかんだ言って、好きな人は絶対来年も観に行くんでしょう。あたしや父も然り。でも10日も経つと、色んなニュースがあって、富士でF1があったことすらずっと前のことのよう。地理的にあそこで開催されること自体、無理があると言えばそれまでですが、会場に足を運んだ者としても、一県民としても来年はもっとうまくやってほしいものです。


そんな中でもレースがよかったり、エンジンの音がよかったり、色々行ってよかったなと思えることはあったのですが、それとまた別で、個人的によかったなと思うことがありました。


帰り、シャトルバス乗り場でバスに乗って渋滞してるとき、乗ってるバスの近くには長いバス待ちの列が2つありました。その向こう側には新しい列が、まるでTDRの人気アトラクションの列のように作られて、人がたくさん移動し、列を作っていたんです。まだ、こんなに待ってる人がいるんだなーと呆然と眺めていたら、手前の列にいた外国人2人(2人ともちょーイケメン)がこちらに向かって手を振りながら何か叫んでるんです。最初は気にもとめてませんでしたが、何回も手を振るので、「ん?」と思ってその2人を見ると、何か叫ぶんです。たまたまあたしの前の座席に小さい子がいたので、その子に向かって振ってるんだと思って、暫くバスの中を見て、また外の外国人の方を見たら、また手を振って叫んでました。そう、あたしがずっとそっちの方向を見てるから、あたしに向かって手を振っていたようでした。やっとそのことに気づいて笑顔で手を振り返すともの凄い叫んで手を振ってくれました。凄い笑顔でした。これからまだまだバスを寒い中待つっていうのに。


その後すぐにあたしたちの乗ったバスが動き出したので、それ以上何もないですが、その外国人2人がどこから来たか知りませんが、バスに既に乗ってる、見ず知らずのあたしにあの時点で笑顔で手を振ってくれたってことは、きっとレース楽しめたってことですよね?


あたしのいた席では(どこでもそうかもしれませんが)フェラーリファンが多くて、マクラーレンのキャップをかぶってアロンソを応援してたあたしは肩身が狭かったんです。でも帰り際にそういうことがあって、なんか気持ちよく帰れました。あの2人は無事に帰れたんだろうか。来年も来たいと思ってくれたかなー?と思います。